大学4年生の卒業旅行で、友人と2人でヨーロッパを約2週間周遊しました。
時期は2024年2月末頃。東京からパリへ入り、フランクフルト、ミュンヘン、チューリヒ経由、ミラノ、リヨン、バルセロナと回って、東京へ戻るルートです。
今回の旅行で意識したのは、できるだけ旅費を抑えながら、行きたい都市や観光地をできるだけ体験することでした。
飛行機は安さを優先し、ヨーロッパ内はユーレイルパスを使って鉄道中心で移動。ホテルは「寝るだけ」と割り切り、荷物も60Lのスーツケースに収まるように工夫しました。
結果として、短期間で多くの場所を回ることができました。一方で、今振り返ると「もっとそれぞれの国をのんびり過ごしたかった」とも感じています。
この記事では、ヨーロッパの観光地を網羅するのではなく、私が卒業旅行で実際にどうルートを組み、移動費・宿泊費・荷物をどう工夫したのかをまとめます。
今回のヨーロッパ周遊ルート
今回の旅は、東京からパリに入り、ヨーロッパ内を移動しながら、最後はバルセロナから東京へ戻る流れでした。
宿泊した都市だけで見ると、パリ、フランクフルト、ミュンヘン、ミラノ、リヨン、バルセロナの6都市です。チューリヒは宿泊地ではなく、経由地として扱っています。

パリに3泊、フランクフルトに2泊、ミュンヘンに1泊、ミラノに1泊、リヨンに2泊、バルセロナに3泊しました。
約2週間の中で複数都市を回る旅だったので、一つの都市に長く滞在するというよりは、移動しながら主要な場所を見ていく旅行でした。
今回の旅行でかかった大きな費用感
今回の旅行では、飛行機代が2人分の往復で約30万円、ホテル代が2人分の合計で約18万円程度でした。
これは2024年2月末頃に私たちが旅行したときの金額感です。航空券やホテル代は、時期、予約タイミング、為替、都市、宿泊条件によって大きく変わります。
そのため、「ヨーロッパ2週間周遊はこの金額で行ける」と断定するものではありません。あくまで、私が卒業旅行として実際に組んだときの目安として見てください。
ただ、飛行機とホテルだけでも大きな金額になるからこそ、どこで費用を抑え、どこにお金を使うかを分けて考えることが大事だと感じました。
旅費を抑えるために意識したこと
今回の旅行は、「全部をとにかく安くする」というより、項目ごとに優先順位を分けて考えました。
飛行機は安さを優先。ホテルは寝るだけと割り切る。一方で、ヨーロッパ内の鉄道移動は、費用だけでなく景色や快適さも含めて選びました。

なお、ユーレイルパスやeSIMの料金は変動します。2026年9月時点の公式表示例では、ユーレイルの15日連続パスがUSD $414から、HolaflyのヨーロッパeSIM 15日プランがUSD $50.50と案内されていました。
実際に使う場合は、旅行時点の公式サイトで最新料金、対象国、利用条件を確認してください。
旅費を抑えるといっても、すべてを我慢する必要はありません。
今回の私の場合は、飛行機とホテルで費用を抑えつつ、ヨーロッパ内の移動は鉄道を使って、移動時間そのものも旅として楽しむ形にしました。
飛行機は安さ優先。2人分往復で約30万円
日本からヨーロッパへの移動は、飛行機を使いました。
このとき私が優先したのは、とにかく安くヨーロッパまでたどり着くことです。
実際には、北京で約8時間のトランジットがあり、総移動時間は23時間35分になりました。
直行便や乗り継ぎの少ない便を選べば、もっと楽な移動もできたと思います。ただ、卒業旅行で全体の予算を抑えたかったので、飛行機は快適さよりも価格を優先しました。
もちろん、23時間以上の移動は短くありません。体力的にはそれなりに大変です。それでも、今回の旅では「移動に時間がかかっても、その分ほかの体験にお金を使いたい」という判断でした。
ヨーロッパ内はユーレイルパスで鉄道移動
ヨーロッパ内の移動では、ユーレイルパスを公式サイトから購入し、鉄道を中心に移動しました。
今回の旅で、鉄道移動はとても良かったです。
理由はいくつかあります。
- 飛行機より移動が旅の一部になりやすい
- 車窓からヨーロッパの景色を見られる
- 国をまたいで移動している感覚がある
- 座席やスペースに余裕があり、思ったより快適だった
- 「ヨーロッパを横断している」ような冒険感があった
ヨーロッパ内を移動するだけなら、飛行機やバスという選択肢もあります。ただ、私にとっては鉄道移動そのものが旅行の思い出になりました。
窓の外を見ながら、国境を越えて次の街へ向かう時間は、飛行機とはまた違う楽しさがあります。
ユーレイル公式情報では、Eurail Global Passは欧州33か国、30,000以上の目的地を鉄道で移動できるパスとして案内されています。ただし、現在の制度では高速列車や夜行列車などで座席予約が必要な場合があり、予約料が別途かかることもあります。
私が使ったのは2024年当時の体験です。これから使う場合は、対象国、利用日数、座席予約の要否、追加料金などを必ずユーレイル公式サイトで確認するのが安心です。
ホテルは「寝るだけ」と割り切ってTrip.comで予約
飛行機とホテルは、Trip.comを使って予約しました。
ホテル代は、2人分の合計で約18万円程度でした。
ホテル選びでは、豪華なホテル体験よりも、立地・価格・寝られることを優先しました。
男2人旅だったこともあり、「ホテルは寝るだけだから、シンプルでいい」という考え方でした。
もちろん、ホテルでゆっくり過ごす旅行も楽しいと思います。ただ、今回の目的は、できるだけ多くの都市を回り、観光地や食べたかったものを体験することでした。
そのため、宿泊は快適さを追いすぎず、最低限しっかり休める場所として考えました。
Trip.comを使ったのは私の実体験ですが、「必ず最安」「誰にでも一番おすすめ」と断定するものではありません。予約サイトは時期や都市、条件によって変わるので、比較しながら選ぶのがよいと思います。
60Lスーツケースで2週間。荷物を減らすためにしたこと
2週間のヨーロッパ旅行と聞くと、大きなスーツケースが必要に感じるかもしれません。
私は今回、60Lのスーツケースで行きました。一般的には4〜6泊程度の旅行で使われることが多いサイズですが、私の場合は2週間でも足りました。
ただし、これは「60Lあれば誰でも2週間余裕」という意味ではありません。私が荷物を減らす前提で準備した結果、足りたという話です。

アウターはコート1着に絞り、もこもこしたアウターは持っていきませんでした。その代わり、ユニクロのウルトラ極暖ヒートテックを使って防寒する方針にしました。
もし現地で気に入ったアウターがあれば買ってもいい、くらいの気持ちで荷物を減らしていました。
靴下はドン・キホーテで格安のものを購入し、旅行中に履いたら捨てていく方法にしました。これは個人的な工夫ですが、荷物を少しずつ減らせるのは良かったです。
また、2月のヨーロッパは私の体感では寒くて乾燥していました。そのため、化粧水と乳液は持っていってよかったです。
100円ショップで購入した小分けケースに移し替えて、必要な分だけ持っていきました。荷物を減らしたい一方で、乾燥対策は削りすぎない方がよいと感じました。
通信はHolaflyのeSIMを利用
現地での通信には、Holaflyの無制限プランのeSIMを使いました。
ヨーロッパを複数国移動する旅行では、国ごとにSIMを入れ替えるより、複数国に対応したeSIMを用意しておく方が楽だと感じました。
Holafly公式サイトでは、ヨーロッパ向けeSIMは複数国に対応し、無制限データとして案内されています。2026年9月時点の公式表示例では、15日プランがUSD $50.50でした。
ただし、対象国、料金、データ利用条件、テザリング可否などは変更される可能性があります。
私が使ったのは2024年当時の体験なので、これから利用する場合は、旅行する国が対応エリアに入っているか、利用日数に合うプランがあるかを公式サイトで確認してください。
観光地もグルメも大満足
今回の旅行では、行ってみたかった主要観光地をできるだけ詰め込みました。
実際に訪れた場所としては、以下のような場所があります。
- ルーブル美術館
- ヴェルサイユ宮殿
- 凱旋門
- エッフェル塔
- サグラダ・ファミリア
- カンプ・ノウ
- リンデンホフの丘
- 旧オペラ座
- マインタワー
- ニンフェンブルク城
- ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
各都市の観光地を細かく紹介すると長くなるので、この記事では全体の旅程に絞ります。
食べ物や飲み物についても、各国で食べたかったもの・飲みたかったものは、ほぼ体験できたと感じています。
ただし、具体的な料理名やお店については、別の記事で都市ごとに振り返る方がよさそうです。今回は、あくまで2週間周遊全体の入口記事としてまとめます。
短期間での満足感は◎
今回の旅で一番よかったのは、2週間で多くの都市を回れたことです。
パリから始まり、ドイツ、スイス経由、イタリア、フランス、スペインへと移動していく流れは、卒業旅行らしい特別感がありました。
鉄道で国をまたぎながら移動すると、「本当にヨーロッパを周遊している」という感覚があります。
観光地も多く回れましたし、食べたかったものや飲みたかったものも体験できました。
社会人になる前のタイミングで、友人と2人でこれだけ移動する旅行ができたのは、今振り返っても良い経験だったと思います。
次回の旅行計画を立てるなら、、
満足している一方で、今振り返ると「もっとそれぞれの国をのんびり過ごしたかった」とも感じています。
今回の旅程は、かなり詰め込み型でした。
短期間で多くの都市を回れる反面、一つの街にゆっくり滞在する時間はどうしても少なくなります。
有名な観光地を回ることはできましたが、街を何となく歩いたり、カフェでゆっくりしたり、予定を詰めずに過ごしたりする時間は、もっとあってもよかったかもしれません。
もし今もう一度組むなら、都市数を少し減らして、一つひとつの滞在時間を長くする選択肢も考えると思います。
ただ、これは今回の旅が失敗だったという意味ではありません。
卒業旅行として、限られた期間でできるだけ多くの場所を見たいなら、今回のような周遊旅には大きな魅力があります。
一方で、「その街で暮らすように過ごしたい」なら、都市数を絞る方が合っているのだと思います。
社会人になった今、この旅をどう見るか
大学卒業旅行の約2週間は、社会人になった今振り返ると、貴重な時間だったと感じます。
もちろん、社会人でも長期休暇を取って海外旅行へ行くことはできます。ただ、学生時代のように、卒業前のまとまった時間を使って2週間まるごと旅に出る機会は、そう多くないかもしれません。
だからこそ、あのタイミングでヨーロッパを周遊できたことには意味がありました。
一方で、社会人になった今なら、同じルートを一度に全部回るのではなく、パリ編、スペイン編、ドイツ編のように分けて楽しむのもありだと思います。
今回の記事は、ヨーロッパ周遊全体の記録としてまとめました。今後は、パリ、フランクフルト、ミュンヘン、ミラノ、リヨン、バルセロナなど、都市ごとにもう少し詳しく振り返っていきたいです。
まとめ:詰め込み旅にも、ゆっくり旅にも良さがある
大学卒業旅行で行った約2週間のヨーロッパ周遊は、かなり詰め込んだ旅でした。
飛行機は安さを優先し、ヨーロッパ内はユーレイルパスで鉄道移動。ホテルは寝るだけと割り切り、荷物は60Lスーツケースに収まるように工夫しました。
その結果、多くの都市を回り、行きたかった観光地や食べたかったものを体験できました。
一方で、もっと各国をのんびり過ごしたかったという気持ちも残っています。
たくさん回る旅には、短期間で多くの景色を見られる楽しさがあります。ゆっくり滞在する旅には、その街を深く味わえる良さがあります。
今回の旅を振り返ると、どちらが正解というより、自分がその旅行で何を優先したいかを決めることが大事なのだと感じます。
これからヨーロッパ周遊を考えている人にとって、私の卒業旅行の組み方が、旅程を考える一つの参考になれば嬉しいです。

