仕事をしていると、思ったように物事が進まないことがあります。
準備していたのにうまくいかなかった。
考えていた結果にならなかった。
一生懸命やったつもりなのに、期待したような評価につながらなかった。
そんなとき、私は「結局、自分が悪かったのではないか」と考えてしまうことがあります。
もちろん、振り返ってみれば、自分に改善できる部分が見つかることもあります。準備が足りなかったのかもしれませんし、判断の仕方を変えられたかもしれません。
ただ、仕事がうまくいかなかった原因を、すべて自分一人の責任として考える必要があるのかと感じることもあります。
仕事の結果には、自分以外のさまざまな要素が関係しています。
だから私は、うまくいかなかったときに「全部自分のせいだ」とすぐ結論を出すのではなく、結果と原因を少し分けて考えることがあります。
結論|うまくいかなかった結果と、すべて自分のせいにすることは違う
仕事がうまくいかなかったとき、振り返ることは必要だと思います。
自分に改善できる部分があれば、次に活かせるかもしれないからです。
ただし、うまくいかなかったという結果と、その原因がすべて自分にあるということは、同じではありません。
仕事には、自分の準備や判断だけでなく、相手の状況やタイミング、周囲の環境など、自分ではコントロールできないことも関係します。
そのため、自分で変えられないことまで、すべて背負い込む必要はないと思っています。
一方で、「環境のせいだから仕方ない」で終わらせてしまうのも、少し違うのかもしれません。
自分では変えられないことは受け止めつつ、その中で自分に変えられることがあるなら考えてみる。
私は、そのくらいの距離感で振り返ることが大切なのではないかと思っています。
仕事がうまくいかない原因は、一つとは限らない
仕事がうまくいかなかったとき、原因を一つだけに決めてしまうことがあります。
「自分の能力が足りなかった」
「自分の判断が悪かった」
と考えると、理由がはっきりしたような気がするからかもしれません。
しかし実際には、仕事の結果には複数の要因が関係することがあります。
自分の準備や判断。
相手の状況。
タイミング。
周囲の環境。
どれか一つだけでは説明できないこともあると思います。
もちろん、自分に原因がまったくなかったと言いたいわけではありません。
ただ、原因を考えるときに最初から「自分だけ」に絞ってしまうと、見えるものも狭くなってしまいます。
うまくいかなかったという結果を見たときに、何が関係していたのかを少し広く考えてみる。
それだけでも、「全部自分のせいだった」とすぐに結論を出すことは減るように感じます。
「自分の責任を考えること」と「自分を責めること」は違う
ここは、自分自身でも混同しやすいところです。
仕事がうまくいかなかったときに、
「次は何を変えられるだろう?」
と考えることと、
「自分は仕事ができない」
と考えることは、同じではありません。
前者は、次につなげるための振り返りです。
一方で後者は、起きた出来事から自分自身の価値まで否定してしまっているように思います。
仕事で一つうまくいかなかったことがあったとしても、それだけで自分自身のすべてが決まるわけではありません。
振り返ることは必要です。
しかし、振り返ることが、そのまま自分を責め続けることになる必要もないと思っています。
「自分に何ができたか」を考えることと、「自分がダメだった」と結論づけることは分けて考えたいところです。
私が仕事を整理するときに考えること
仕事がうまくいかなかったとき、気持ちが先に動いてしまうことがあります。
「失敗した」
「またうまくいかなかった」
と思っていると、考えがそこで止まってしまうこともあります。
そんなとき、私は自分の考えを整理するために、次のように考えることがあります。
これは誰にでも当てはまる方法というより、私自身が一度立ち止まりたいときの考え方です。
① 今、何が起きたのか
まずは、「失敗した」という感情だけでまとめず、実際に何が起きたのかを考えます。
思っていた結果と違ったのは何だったのか。
どこで予定が変わったのか。
何がうまくいかなかったのか。
感情が大きくなっているときほど、起きたことをそのまま見直してみることがあります。
② 何が原因として考えられるのか
次に、原因を一つに決めつけないようにします。
自分の準備や判断に関係することもあれば、周囲の状況やタイミングが影響していることもあります。
「誰が悪いのか」をすぐに決めるというより、何が関係していたのかを考えるイメージです。
そうすると、自分だけを責めることも、逆にすべてを周囲のせいにすることも少なくなるように感じます。
③ 自分で変えられることは何か
すべての原因に対して、自分が何かできるわけではありません。
相手の状況やタイミングなど、自分では変えられないこともあります。
だからこそ、その中で、
「次に自分が変えられることはあるだろうか」
と考えてみます。
大きなことではなくても、準備の仕方や確認するタイミングなど、小さく変えられることが見つかる場合もあります。
④ 次に一つだけ何を変えるか
改善点をたくさん見つけると、かえって何から始めればいいのか分からなくなることがあります。
そのため私は、次に何を一つ変えてみるかまで考えることがあります。
一つでも次の行動が決まれば、ただ「うまくいかなかった」と考え続けるより、少し前に進みやすくなる気がします。
全部を背負わず、それでも改善から逃げない
仕事がうまくいかなかったとき、自分で変えられないことまで背負い込む必要はないと思います。
環境や相手、タイミングなど、自分一人ではどうにもできないこともあるからです。
一方で、自分で変えられる部分まで見ないようにする必要もありません。
この二つの間にあるバランスは、簡単ではありません。
自分を責めすぎない。
でも、何も振り返らないわけでもない。
私自身、うまくいかなかったときほど、どちらかに偏りやすいように感じます。
だからこそ、「これは自分で変えられることなのか」と一度考えてみることがあります。
変えられないことまで抱え込まず、変えられることが見つかったら次に活かす。
それくらいの考え方のほうが、結果的に前に進みやすいのかもしれません。
うまくいかないときは、一度立ち止まって考える
仕事に追われていると、結果だけを見て、
「自分のせいだった」
とすぐに結論を出してしまうことがあります。
私自身も、うまくいかなかった直後は冷静に整理できないことがあります。
そんなときは、少し立ち止まって、
今、何が起きたのか。
なぜそうなったのか。
自分に変えられることはあるのか。
と考えてみる。
それだけでも、「自分が悪かった」で終わっていた考え方が少し変わることがあります。
また、仕事を整理するときには、今起きていることだけを見るのではなく、その先にどうなればいいのかを考えてから、もう一度「今」に戻ることもあります。
こうした「現在」と「未来」を行き来して仕事を考えることについては、目の前の仕事に追われたとき。『現在』と『未来』を行き来して考えるでも書いています。
仕事がうまくいかなかったとき、すべてを自分のせいにする必要はありません。
ただ、その中で自分に変えられることがあるなら、次に少しだけ変えてみる。
私は、うまくいかなかった出来事と向き合うとき、そのくらいの考え方でいたいと思っています。
関連記事




コメント