目の前の仕事に追われたとき。「現在」と「未来」を行き来して考える

その他

仕事をしていると、目の前の依頼や問題への対応だけで一日が終わることがあります。

メールを返す。資料を作る。会議に出る。急ぎの依頼に対応する。

「今やるべきこと」に集中するのは必要ですが、ときどき、

「これで本当に必要なことができているのだろうか?」

と思うこともあります。

そんなときに、私が意識するようになったのが、

「現在を見る → 未来を見る → もう一度現在に戻る」

という考え方です。

これは、仕事をうまく進めるための正解を見つけたという話ではありません。

一人の会社員として仕事をする中で、目の前のことを整理したいときに、私自身が考えるようになったことです。

結論|目の前の仕事から、一度「未来」を見る

仕事をしていると、どうしても、

「今、何をするか」

に意識が向きます。

もちろん、それ自体は自然なことです。

ただ、目の前の作業だけを見ていると、その作業が何につながっているのか分からなくなることがあります。

そんなとき、私は一度、

「最終的にどうなればいいのか?」

を考えてみることがあります。

そして、その未来を見たあとに、

「そのために、今の自分は何をするのか?」

と現在に戻ります。

つまり、

現在を見る
→ 一度、未来を見る
→ 未来から現在に戻る

という流れです。

いつもこのように考えられるわけではありませんし、状況によってはもっと単純に対応したほうがいいこともあります。

それでも、目の前の仕事に追われて考えが散らかっているときには、この往復をすると少し整理しやすいと私は感じています。

「資料を作る」ことが目的とは限らない

例えば、仕事で、

「資料を作ってください」

と言われたとします。

そのとき、そのまま、

「どんな資料を作ろうか?」

と考え始めることもできます。

ページ数はどれくらいにするか。どんな情報を入れるか。見やすいデザインはどうするか。

もちろん、そうしたことを考える必要もあります。

ただ、私は一度、

「この資料を使って、最終的に相手に何を判断してもらいたいのか?」

と考えてみることがあります。

例えば、その資料によって、

「この企画を進めるかどうか決めてもらう」

ことが目的なのかもしれません。

そうすると次は、

「その判断をしてもらうためには、どんな情報が必要なのか?」

と考えられます。

必要な情報が見えてくれば、今やるべきことも少しずつ具体的になります。

このとき私が意識しているのは、資料を完成させること自体が、本当の目的とは限らないということです。

もちろん、すべての資料作成にこの考え方が必要というわけではありません。

ただ、何のために作るのかが分からなくなったときには、一度その先を見ることで、仕事を整理しやすくなることがあります。

「未来」は5年後や10年後だけではない

「未来」と聞くと、5年後や10年後のような遠い将来をイメージするかもしれません。

でも、仕事の中で考える「未来」は、そんなに遠いものとは限りません。

例えば、

  • 次の打ち合わせ
  • 明日の朝
  • 今週末
  • 締切日

も、すべてこれから訪れる未来です。

仕事によって、見るべき未来の距離は違います。

今日中に終わらせる仕事であれば、今日の終わりが未来かもしれません。

次の会議に向けた準備であれば、その会議が未来になります。

だから、いつも遠い将来を見る必要はないと思っています。

私は、

「次に、どんな状態になっていればいいのか?」

と考えるだけでも、仕事の見え方が変わることがあると感じています。

目の前の作業だけを見ていると、「とにかく終わらせること」が目的になりがちです。

でも、その先の状態を少し考えてみると、

「今、本当に必要なのは何だろう?」

と考えるきっかけになります。

未来から現在に戻ると、優先順位が見えやすくなる

未来を考えたら、そこで終わりではありません。

もう一度、現在に戻ります。

そして、

「その状態をつくるために、今の自分は何をする必要があるのか?」

と考えます。

仕事をしていると、やるべきことがどんどん増えることがあります。

どれも必要に見えるし、どれから手をつければいいのか分からなくなることもあります。

そんなとき、

「最終的に必要な状態につながることは何か?」

という視点を持つと、優先順位を考えやすくなることがあります。

もちろん、これだけで優先順位が必ず決まるわけではありません。

急ぎの仕事もありますし、相手との約束や締切によって判断が変わることもあります。

それでも、ただ目の前にある順番で仕事を見るだけではなく、その仕事の先にある状態から考えてみる。

私自身には、そのほうが「今やること」を整理しやすい場面があります。

私が仕事で考える3つの質問

仕事のことを整理したいとき、私は頭の中で次の3つを考えることがあります。

万能な仕事術というほどのものではありません。

あくまで、私自身が考えを整理するときに使うことがある質問です。

① 今、何が起きている?

まずは、現在の状況を見ます。

今、何に困っているのか。

何が求められているのか。

そもそも、何が起きているのか。

焦っていると、すぐに「どう解決するか」を考えたくなります。

でも、その前に現在の状況を確認すると、問題そのものを少し整理できることがあります。

② 最終的に、どうなればいい?

次に、その仕事の先を見ます。

この仕事が終わったあと、どんな状態になっていればいいのか。

誰かに何かを判断してもらうのか。

問題が解決している状態をつくるのか。

次の仕事に進める状態にするのか。

未来は遠い将来でなくても構いません。

「次にどうなっていればいいのか」を考えるだけでも、今見ている仕事の意味が少し分かりやすくなることがあります。

③ そのために、今何をする?

最後に、未来から現在へ戻ります。

その状態をつくるために、今の自分は何をする必要があるのか。

ここで、ようやく具体的な行動を考えます。

すぐに答えが出ることもあれば、まだ分からないこともあります。

そんなときは、最初の「今、何が起きている?」に戻って考え直すこともあります。

私にとっては、この3つを一度行ったり来たりすること自体が、仕事を整理する時間になっています。

目の前だけではなく、その先を見て、また戻ってくる

仕事では、最初から正解が分かるとは限りません。

考えている途中で状況が変わることもあります。

最初に思い描いていた未来が変わることもあるでしょう。

そんなときは、また現在を確認して、未来を考えて、もう一度現在に戻ればいいのだと思います。

現在だけを見る。
一度、未来を見る。
そして、未来から現在に戻る。

私が意識しているのは、この往復です。

完璧な答えを最初から出すための方法ではありません。

目の前の仕事を、少し違う角度から考えてみるための方法です。

私自身、この「現在」と「未来」を行ったり来たりすることで、目の前の仕事を少し整理しやすくなったと感じています。

仕事に追われて、何から考えればいいのか分からなくなったとき。

一度だけ、その仕事の先にある「未来」を見てみる。

そして、そこからもう一度「今」に戻ってみる。

私にとっては、その往復が考えを整理するひとつのきっかけになっています。

関連記事

仕事がうまくいかないのは、本当に自分のせい?原因を切り分ける考え方
仕事をしていると、思ったように物事が進まないことがあります。準備していたのにうまくいかなかった。考えていた結果にならなかった。一生懸命やったつもりなのに、期待したような評価につながらなかった。そんなとき、私は「結局、自分が悪かったのではない…
「あれやったっけ?」と気になるとき。今できないことは未来の自分に任せる
家を出たあとや会社を出たあと、ふと「あれやったっけ?」と気になってしまうことがあります。今すぐ確認できないことまで抱え込み続けず、対応できるタイミングの「未来の自分に任せる」という、自分なりの考え方について書きました。「あれやったっけ?」に…
休日に「何もしない日」をつくる。罪悪感なくダラダラするための小さな工夫
休日に何もしないと、少し罪悪感を覚えることがあります。でも「何もできなかった」のではなく、「今日は休むと決めた」と考えるだけで、同じ休日の見え方が少し変わるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました